2018年7月17日火曜日

気が付けば夏休み w/TLF 2

(1からつづく)

海の日の16日は、銀座スタジオ・タンゲーラへ。
主宰のGYUさんには、前身のCuban Cafe でのミロンガの頃から、夫がお世話になっていた。「月曜日はGYUさんち」にずっと通っていた。TLFをGYUさんに紹介したのが夫だったことから、今回のミロンガで先日GYUさんに差し上げた夫の帽子とネクタイをディスプレイして、追悼したいと言ってお招き頂いたので、いそいそ出かけた。

TLFは別な場所でひと仕事してから19時半過ぎに到着。エレピの電源が繋がってない(!)とかマイクの音が出ない(!)とかバタバタしながらもライブミロンガスタート。ほどなく、これまた別の会場の仕事を終えたケンジ&リリアナのお二人も到着。20時半には仙台での仕事を終えたGYUさんが帰ってきて役者が揃い、デモへ。TLFとケンリリさんは、九州での「タンゴの節句ツアー」をいっしょにやっているけれど、東京でそれを見る機会がないので、GYUさんがお二人を呼んだのだそうで。LOCAと悪魔のロマンスで、ケンリリさんならではの足技炸裂。なんか、歳を重ねてますますキレがよくなるって、なんなんだろう。。。我が師匠、すごい。。。

  

そしてGYUさんが、もうひとりきょう紹介したい人がいます、と夫のことを話してくださる。
 
が、話す前から、もううるうるして声を詰まらせている。

そう、そうなんだよね、ちょっと思い出すと涙涙になってしまうんだよね。それで泣き崩れてしまう日々を、私もずっと送ってきたからわかる。そこからどうやって抜け出せるのか、いや抜け出すことがあるのか、と思ったけど、あるときラジオから流れてきた言葉、「忘れない、でも、思い出さない、くらいがちょうどいいんじゃない?」
そっか、そうなのか。それでいいのか、とこの作戦を採用したのは、ほんの少し前のこと。それが奏功したのか、ここ数日来のTLF効果か、泣いているGYUさんの横で、私は笑顔だった。

GYUさんのあとに、私も少し喋らせてもらった。夫が繋いだGYUさんとTLF、そのTLFと私たちを繋いだのはベーシストの齋藤徹さんで、その前に徹さんをタンゴの世界に呼んできたのは夫で、TLFと徹さんのライブでケンリリさんが踊るのを見て、私はケンリリさんの弟子にしてもらって・・・と、なんだか繋がりが広がってるんだか、堂々巡りしてるんだか。とまれ、またこの場所で新たなつながりも生まれ、心温まる夜だった。

17日火曜日、TLFのツアーはもう1日続くけど、私にとっての千秋楽はこの日のEl Chocloでのライブ。ミロンガでない、聞かせるためのライブは今回はここだけ。しかも、徹さんと歌手KaZzmaも一緒とあって、踊らない人踊る人で超満員。開場前に並んで最前列をゲット。
が、近すぎて、メンバーがカメラに収まらない。。。
 


プログラムは手馴れたレパートリーに新曲を散りばめ、KaZzmaの歌もふんだんに。El Chocloの魅力は、PAを使わず生音でTLFが楽しめる、ということだ。音は空気の振動だから、それを生で感じられるほど奏者と、奏者の心と、近くなる気がする。

そして2部。徹さんが加わる。大病から復帰して、副作用で身体が思うように使えない中で、それを受け入れてライブをなさっているのは知っていたけれど、私の方の気力がなくて今日まで聞きに行けずにいた。はじめの音が響いたとたん、わあ、徹さんの音だ!と胸がいっぱいになった。しっかり支え、踊るベースが入って、ケイトさんのピアノが遊び始めて、トリオの時とはまた違った楽しさに。そこにいるみんなの鼓動がひとつになって、ひとりひとりの思いや悩みや喜びや悲しみが、音と一緒に渦巻いていく、そんな一曲、一曲。これがタンゴなんだなあ。

うさこにはもう一日TLFに帯同してもらうことにして、家路に。

 


ライブで聴いた曲が絶え間なく脳内再生し、なんとなく口元に笑みが浮かぶ。(ちょっとアヤシイ人?)ミロンガで友達になったばかりの人とランチの約束をしている。週末のミロンガの予約を入れている。

自分にとって一番大事なもの、自分の半身を失って、もうこの世に何の未練もない、できるならばったり倒れて風化してしまいたい、と思うときもあったし、やりたいことなんか何にもない、一体生きているってなんなんだろう、と思いながら、誰も傷つけずに淡々とその日その日をやり過ごしていければそれで十分と思っていた日々が、ちょっと遠くなった。立ち直った、とか、落ち着いた、とか、元気になった、とかいうのとは違う、うまく言葉にならないけど、TLFの、タンゴの魔法のおかげで、自分の中に化学変化が起きたような一週間だった。

仕事を休んだのは一日だけだったから、「休みを取った」つもりはなかったんだけど、こんな風に連日夜遊びしていたのは何年ぶりだろう。この感じは、そう、夏休みだ!と気づいたのは、宴のあと。

(おしまい)



2018年7月15日日曜日

気が付けば夏休み w/TLF 1

福岡からTrio Los Fandangosが東京ツアーにやってきた。
今回は連休がかかるので、レギュラーで入っている仕事は1日お休み貰えば、けっこう聞きにいけそう、ということでふた月も前からせっせと予約を入れ、ミロンガ3回、ライブ1回参加するつもりで楽しみにしていた。

ただ、ミロンガに行くことには不安もあった。
そもそも、私がタンゴを踊るようになったのは夫と一緒だったからで、ふたりで出かけていた場所には一人では行く気になれず、夫が療養生活に入ってからたまに出かけるのも以前からひとりで行っていたところだったし、夫が亡くなってからはさっぱり行く気がしなくなっていたのだ。それでも、タンゴを通じて知り合った大切な友人たちとは会いたいので、4月に行ってみたのだけど、そこにいない人の姿を探してしまい、外に出た途端涙が溢れてきて、だめだこりゃ、と思ったのだった。


TLFの最初のミロンガは12日木曜日、マーシー&マギのVIVA LA MILONGA。ここは一人でしか行ったことがないし、去年TLFが来たときはちょうど私の誕生日でみんながお祝いしてくれたこともあり、行かずばなるまい。
 

夫の代わりのうさこを谷本さんに託す。

久しぶりのTLFは、やっぱり始めから「さあ、踊れ」とばかりに盛り上げてくる。
さっそくマーシーさんが誘ってくれてフロアに出たものの、あれ、ほかの人踊ってない?
3ヶ月ぶりでオタオタしてるのに、見ないで、みんな。。。
などという思いは、マーシーさんの素敵なリードで踊りに入ってしまえばもうどうでもよく、楽しく1タンダ踊る。きょうはもう、あとは聞くだけで十分。(と言いつつ踊ったけど)
2ステージかと思っていたら、1ステージ通し。その中程でマーシー&マギがデモ。
さっきまで笑いを取っていたマーシーさんがマギさんとともにしっとりとオブリビオンを踊る。彼らを見るのは4月末のステージ以来だったけど、このふたりは、タンゴのキモというか、タンゴをタンゴたらしめる「それ」をちゃんと持ったダンサーになったなあ、と嬉しかった。ブエノスに長期滞在修行しても、テクニックだけ持って帰ってきて、肝心なそこのところを身につけてないダンサーもいままで見てきたので、マーシー&マギの真剣な積み重ねが素晴らしいと思えるダンスだった。

「いつも全力」がモットーのふたり。今の自分全部で音楽と相手と溶け合って作るダンス。見ているうちに、自分の心が閉じていたことに改めて気づく。おざなりの言葉のやりとりでその場をやり過ごすのがいやで、もう隠遁生活に入ってしまおうかとすら思っていたし、「楽しい時間を過ごす」ということにも「それがなに?」という反応をしてしまうくらい、内向きだったけど、マーシー&マギを見ていたら、「彼らがいれば私もタンゴを続けられるかも」という気がした。ふっと風のように心をよぎったこの思いをちょっと捕まえておくことにして、家路についた。
(家に帰って見せる人がいないと写真を撮る気も薄れ、この日の写真はなし。)

翌13日の金曜日(縁起がいいのか悪いのか)、TLFの3人が我が家に来てくれた。
夫のために演奏する日として取っておいてくれた一日を、我が家でのんびり過ごすことに。仲間のFさんとPちゃんもワインやローストビーフやチーズなど持参で集まって、食べたり飲んだり。夜はどこかに出かけるので早めに来て夕方には出るという話だったけど、ビールとスパークリングと伊佐美とシャブリのおかげか、なおこさんも谷本さんもうつらうつら。。。私たちが結婚披露宴でオブリビオンを弾いたビデオや、その後行ったブエノスアイレス旅行のビデオを流したりして、結局21時すぎまで。
取り立てて夫の思い出話をしたわけでもなく、流れのままにゆるゆるとおしゃべりの時間を過ごしただけなのに、なんだか心も身体もほぐれていくようなひととき。
(そして、お客さんしてるというより家族で集まってるみたいで、家庭料理しか作らなかったこともあり、また写真を撮り忘れたのだった。)

14日土曜日は恵比寿のLa Bardosaへ。
Bardosaの主催者の棚田晃吉・典子両先生は、私が生徒でもないのにいつも良くしてくださる。この日もドアがあくと、ソファ席に誘導してくださったので落ち着いて過ごすことができた。
 

この日もファンダンゴスは始めからノリノリ。フロアいっぱいにみんな楽しそうに踊る。
きょうは先生方もデモはせず、みんなと踊っている。私も晃吉先生とミロンガを。とても洒落たリズムの取り方で、自分では見えない世界が開ける感じで楽しかった。
Bardosaで「タンゴうたクラス」を持っている歌手の西澤守さんも聞きに見えていて、かつて夫も歌を習っていたこともあり、いろいろおしゃべりして楽しかった。守さんは、みんなから勧められながらなかなかダンスを始めようとしない。靴のサイズを聞いたら夫の靴がイケそうだったので一足差し上げることに。ちゃんとレッスン始めるかなあ。

スタジオの隅の方で、なにやらステップを確認していた谷本さんが、タンダの最終曲で満を持して(?)誘いに来る。なるほど、気のおけない相手でウォームアップですね、はいはい。谷本さんも忙しいのに練習はしているようで、また上達していた。音楽をわかっている人だと確信が持てる相手と踊るのはこちらもとても気が楽なので、楽しい。ミロンガでは反則なのだけど、ひとつだけ注意点を告げてしまった。このあと楽しく踊ってもらうために。
土曜日なので平日より時間の早い終バスに乗れるタイミングで失礼する。室内が熱気でムンムンしていたので、外は少しは風があって涼しいかと思いきや、22時回っているのに外の方がもっと暑くてびっくり。都心はやっぱり暑い。
帰りがけ、典子先生が花束を下さる。ありがとうございます。

 

(つづく)

2018年6月29日金曜日

Summer is here. 梅雨明け

(日本語は下に)
In Japan, we have a rainy season between spring and summer--- usually from early June to mid July in our area.  But it came early and is gone early this year.  Having seen blue skies and warm temperatures for several days, our weather agency today declared the end of the rainy season for our area.  
I had planned to visit a local museum on modern literature and take a walk in the Yamanote and Motomachi area, hoping it would not be too hot.  But it turned out to be a day of scorching heat and strong winds, so I decided to take advantage of the municipal bus authority's one-day ticket to move about the city, rather than walking in the heat.

The visit to the museum was to see an exhibition on the Ambassador-poet, Paul Claudel who worked in Japan from 1921 to 1927, and loved various aspects of the Japanese culture.  (Sculptor Camille Claudel is his elder sister.)   He was in Japan at the time of the 1923 Kanto Earthquake, and helped foreign and Japanese residents in the devastated Yokohama and Tokyo.

I'm not well-versed in literature or French culture, but, having grown up in a French missionary school in Yokohama, any "Frenchman in Yokohama" sounds intriguing to me.  I was interested to learn about Claudel, his connection with Yokohama and his unique works.  The exhibition was very well organized with precious items on display, and I was happy to have been able to visit before it ends in a couple of weeks.

It was too hot to have a stroll in the area, so I stopped at a coffee shop in Motomachi before heading home by bus.

史上最速の梅雨明けとか。まだ蒸し暑さは序の口という感じだけど、空はピーカンに晴れ、この先2ヶ月以上も暑いと思うと果たして生き延びられるのか不安になる。

きょうの休みは、近代文学館でやっている「詩人大使 ポール・クローデルと日本展」に行こうと決めていた。きっとまだ暑くないから、山手の丘や元町を散策しようと思っていたのだけど、30度超えの暑さ。気象予報士は盛んに「まだ身体が慣れていないので熱中症に注意!」を繰り返している。平日市内で動くときは車を使ってしまうことが多いのだけど、車だと場所によっては駐車場との関係でけっこう外を歩くことになったり、炎天下に停めた車に戻るとものすごく暑かったりするので、きょうは急ぐ旅でもなし、市バスの一日乗車券(\600なので3回乗れば元をとれる)を利用して、バス乗り継ぎで移動することに。桜木町の乗り換えのついでに駅そばでちょっと腹ごしらえしてから、ちょうどやってきた「赤いくつ号」に乗る。このバスは、既存の路線がカバーしていない、後から出来た観光スポットを回るので、なかなか面白いルートを走っている。バスなので車とは目線が違って面白かった。暑さのせいか、桜木町からワールドポーターズまでとか、日本大通りから中華街までといった短距離でも乗ってる人がけっこういた。


私はおよそ文学には疎く、またフランスについてもまったく詳しくないのだけど、フランス系ミッションスクールに学んだので「横浜ゆかりのフランス人」と聞くとやはり興味をそそられる。カミーユ・クローデルの弟、というのも関心をひく。日本に関心を持ったのは、そのカミーユの影響もあったそうだ。詩人のポール・クローデルが俳句を代表とする日本の短詩や能や歌舞伎などの舞台芸術についても研究し、日本を舞台にした戯曲も書いていたというのは驚きだ。
日本と欧州文化を対比した評論も残していて、その中で、欧州文化において観念とはすべてを言うこと、すべてを表現することなのに対し、日本文化においては、例えば絵画にしても最も重要な部分は余白に残されている、という内容の文章があった。こうした対比は、私が学生の頃盛んだった日本人論などでもよく見かけたが、昭和初期にクローデルが書いていたことに彼の洞察の深さを感じた。そういえば、最近こういう言い方をする人はあまりいなくなった気がする。確かに日本人は余白に残すことが少なくなり、すべてを言うこと、すべてを表現するようになったのかもしれない。だが、それが我々の性分に合っているのかといえば、そうではないような気がする。もしかすると、いまの日本の社会に生じているさまざまな歪は、文化の中に脈々と流れているものと社会の表層に起きていることとの軋轢と関係があるのではないか、そんな気がした。

港の見える丘公園を通る。まだ残っているバラが芳香を放っていていい感じ。
ジブリの某作を見た人ならわかる旗。↓



アメリカ山公園はバラは終わっていて、ユリが暑さに負けず咲いていた。


暑かったので、エスカレーターで丘を下り、霧笛楼のカフェに寄って、地元紙で「日本に初めてフランスレンガを伝承した、アルフレッド・ジェラールのジェラールれんが(カフェのエントランスにある)にちなんだ」と紹介されていた「煉瓦ロール」とアイスコーヒーで休憩。

セールが始まったお店を冷やかしつつ元町を歩き、またバスを乗り継いで帰路についた。

2018年6月8日金曜日

Early Summer Break Day 9 「つゆ休み」9日目

(日本語は下に)
After taking a day to rest from the Disney outing, I drove to Yugawara to  visit the grave of my parents and grand parents as today is the anniversary of my father's death.  The day started with fine weather, and it was really peaceful at the temple's graveyard with no one in sight and birds singing in the woods.
I stopped by at a park along a river in the central part of the hot spring town where I used to play with my cousins as kids.  The river and the area along it were almost unchanged, and the breeze from the water was really nice on a warm day.
Then I drove up the mountain to go to Hakone.  i meant to check the land lot I inherited from my father, but while I was stopping at a museum on the way, the weather changed dramatically and dense fog had set in.  I gave up visiting the site, and came down the mountain early.
Today was my birthday, so I treated myself with a big dinner at Red Lobster on my way. :)


つゆ休み8日目はディズニーの疲れを癒し、9日目のきょうは父の命日なので湯河原に墓参りに行った。
往路の道すがら富士山が見えたものの、雲のかかり方が不穏な感じ。でも海は爽やか。
  

お墓は人がいなくて平和な感じ。ここまで上がると海が見えるからと祖父が選んだ場所なのだけど、いや、上がるのはなかなか大変で。
 

温泉街に下りて、子どもの頃遊んだ公園をチェック。滝は昔のまま。よく遊んだ東屋は立ち入り禁止になっててびっくり。
 


老舗菓子店でかるかん饅頭を買う。かるかん饅頭は義母のふるさと鹿児島の名物でもあるけど、実は湯河原の名物でもある。うちがいつも買っていた店はなくなってしまったようなので、こちらで購入。車の中でさっそくひとつ頬張る。久しぶりに食べたけど、同じようでやっぱり鹿児島のとは違う。こっちのほうが馴染んだ味というのは否めない。
 

湯河原から箱根に回って、父から受け継いだ土地(原野)をチェックしに行くことにして、そのまえに先日話題になっていたピカソを見にポーラ美術館に寄る。

  



エミール・ガレの企画展やピカソもよかったのだけど、江戸時代の化粧道具の展示もよかった。小箱入りの紅が可愛くて、パチリ。
  

さてそろそろ行くか、と外に出たら、霧がおりてきていた。

 

別荘地の道はぐっと狭くて怖いので、きょうは寄らないことにして、湖畔の方ならまだ天気は大丈夫かも知れないからそっちに回ってお茶でも飲むか、と思って行ってみたものの。。。
 

ますます霧は濃くなるし、これで暗くなったらやばいかも。で、早々に下界に下りることにしてヘッドライトを点けて走り出す。


きょうは、父の命日だけど、私の誕生日でもあり(ついでに秋葉原通り魔事件の日でもあり、池田小事件の日でもあり、雲仙普賢岳噴火も。。。)
時間もあることなので、西湘バイパスおりてから片瀬まで走ってレッド・ロブスターへ。
夫が元気だった頃は、誕生日は大抵本牧のレッド・ロブスターで祝っていた。
撮ってもらったインスタント写真が何枚もある。
ふたりでいろいろオーダーしてライブロブスターも食べるのが常だったけど、ひとりでロブスター一匹は無理なので、コンビネーションプレートでひとりお祝い。この店、ひとりってどうなんだろうと思っていたけど、オーダーできるものあるし、好みの味だし、また来よう。

 



2018年6月7日木曜日

Early Summer Break Day 7 TDS 「つゆ休み」7日目 TDSへ

(日本語は下に)

It was raining on June 6th, but I went to Tokyo Disney Sea with my sister thanks to my colleague who gave me tickets.  Tokyo Disney Resort is located on a reclaimed lot, so, you would be standing on the sea when you are at the park.  It's not a place I want to be on a hot summer day, so rain was OK.
I worked as an interpreter over an 8-month period stretching before and after the grand opening of the Tokyo  Disney Land 35 years ago.  So I have special feelings about the TDR.  I haven't had a chance to visit the park for a long time, and actually, this was my first time at TDS.  
It turned out to be probably the least crowded day of the year as a couple of the more popular attractions were closed for the day, and it was also the last day of the park's spring event.  We didn't have to resort to Fast Passes at all, and the longest time we stood in line was for 35 minutes.  The rain got harder later in the afternoon, but we could enjoy indoor shows, and headed home without waiting for the fireworks that were likely to be canceled due to rain.


先日友人からTDLかTDSのどちらかで使えるチケットを譲り受けたので、ディズニー好きの妹を誘って、ふたりの日程がここなら合うという6月6日にTDSに行った。
「6月6日に雨ザーザー降ってきて~」の絵描きうた通り、午後からは結構な本降りの雨になったけど、もともと埋立地のTDR、晴れの日の暑さを思えば雨の方が楽だし、なによりすいているのがよかった。1年のうちでも梅雨時は狙い目、というのは35年前のオープン時から変わらず、この日は人気アトラクションがお休みだったり、春からのイベント最終日というタイミングだったせいでリピーターさんは少なかったのだろう、おそらく今年一番空いていたのではないかと思われるほど空いていた。

それでも入場すると、キャラクターたちと写真を撮るためにゲストが行列していた。

 

まずはインディジョーンズのファストパスを取ろうと歩き出したら、35周年記念の水上ショーが始まったので、しばし足を止めて見る。あ、キャストもカッパ着てる~~

 


インディに行ってみると35分待ちで乗れるというので、ファストパスはやめて並ぶ。
この分なら、どこも空いているからあとは成り行きで回ることに。
だんだん雨が本降りになったので写真を撮らなかったこともあり、そこそこ行きたかったところは回れた。

食べたもの:アラビアンコースとのマンゴームース
 

アメリカンウォーターフロントのサンドイッチ
  


私は35年前のTDLグランドオープン前後の8ヶ月、TDLで通訳の仕事をしていたので、初めて来たTDSでもキャストの動きや施設の配置、案内の表示等に目が行く。TDLを作った時はとにかくオリジナル通りに、というのと、日本の規制や慣習とのせめぎあいがいろいろあったのに対して、Seaはイチから日本で作ったものだから、全体の収まりがよい代わりにやはり日本テイストが前面に出ている気がした。

この天気では花火も中止になりそうなので、18時頃には帰路に。

2018年6月5日火曜日

Early Summer Break Day 2~6 つゆ休み 二日目~六日目

(日本語は下に)
Day 2:  Visited our church's grave for the first time in long while.
My mother-in-law passed away on June 1 11 years ago, so I chose this day to visit the place.  The grave is located in a cemetery in the suburbs, and the church's lot is on top of a hill.  Very few people were there, so I could enjoy peaceful time with nice breeze and sound of birds.

Day 3:  A day to catch up with my house chores and to drop my car at the garage for a check-up required by the law.

Day 4:  I took part in a practice session of Argentine folklore dance.
I took some lessons from late March to April, and I'm still not sure if I really love to dance.  Now that I started with it, I think I should do some more till I can dance more naturally and decide if I really like it or not then.
I could also come to know some women whom I've only seen but haven't spoken to till now.  These are nice people to be around, and I plan to join their sessions again in the near future.

Day 5:  Went to gym for  Pilates and myofascial release lessons before picking up my car.

Day 6:  Went to gym again for a yoga class.

6月1日は、亡義母の命日。義父母の遺骨は教会墓所に納めているのだが、夫が病気になってから、年2回の墓前礼拝もほとんど欠席してきたので、今年は命日に静かに一人で行ってみることに。


  

郊外の墓地の小高い場所にある教会墓所。時期的に墓参する人はほとんどなく、爽やかな風が吹き、鳥の声だけが聞こえる落ち着いた時間を過ごした。いずれ夫もここに納骨することになるけれど、信仰的な意味でも、私の感覚でも、「誰もここにいません~」なのだよなあ。同じ霊園の「第二」の方にある教会員の方のお墓にも寄ったのだけど、ここにはなんとなくその方がいるような気がして、少しおしゃべりしてしまった。いや、それも、これも、私の勝手な自己満足。

翌土曜日は家事にいそしみ、午後車を車検に出す。
 
日曜日はアルゼンチン・フォルクローレの練習会に参加してみた。夫とともにタンゴを踊っていて、タンゴを通じてフォルクローレにも接するようになったわけだけど、正直、自分が踊るのが好きなのかどうかよくわからない。3月後半~4月にマルセロたちのレッスンを取ったので、もう少し身につくまではとりあえず続けてみようというのと、この気持ちの良い仲間たちと時間を過ごしたいのとで練習会に参加したのだ。横浜から千石はちょっと遠いし、教会にも行きたかったので、この日は銀座教会の礼拝に出てみた。以前出席したときと牧師も替わっていたけれど、礼拝がシャキシャキ進む割に説教は長い、というのは相変わらずだった。練習会は期待通り和やかな雰囲気でいろいろおしゃべりもできて、楽しかったけど、練習会なのだから自分の課題をもう少し具体的に持っていくべきだったと反省。次回はちゃんと考えていこう。
 
月曜日はジムで、「はじめてピラティス」と「筋膜リリース」のクラスに出てから、車をピックアップして帰宅。
 
火曜日はジムのヨガクラスへ。その前に、手持ちのカバン類の断捨離。私はちょっと気にいるとすぐカバンを買ってしまうので、使わなくなったものはもう処分しようと棚の上から整理を始めたら、とんでもなくいろいろ出てきて我ながら呆れた。まだ全体の半分弱を見たところなのに、ざっと40個も捨てることに・・・(;^ω^)
しかし、それだけひっくり返しても、翌日のTDS行きにふさわしいのが見つからなかったので、ジムの帰りに以前から懸案だった小ぶりのメッセンジャーバッグを発見して購入。これだから。(笑)

2018年5月31日木曜日

Early Summer Break Day 1 「つゆ休み」(?)1日目

(日本語は下に)

The anniversaries of my father's and my mother-in-law's death fall in early part of June, so I took some days at this time off to visit their grave as well as to have some time to do things outside my routine.

Today was Day One.
First, I visited an exhibition of "Masterpieces of French Landscape Paintings from the Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow"  held at Tokyo Metropolitan Art Museum in Ueno.  There was moderate size of crowd, and atmosphere was nice to enjoy the works.  I'm now reading a novel about Mary Cassatt and Edgar Degas in which Monet and other artists of the time appear.  So it was interesting to get the touch of Paris in those years from the exhibition.

I had lunch at a restaurant inside the train station before heading for Nippori where textile wholesalers are gathered.  I was looking for some coarse cloth to replace the front cover of stereo speakers, but in vain.

Another short ride on a train took me to Ginza, where I visited my favorite Italian cafe, picked up some greeting cards at a Christian store, and checked some music scores before coming home.

For someone who usually drives to most places, I walked A LOT today.
(photos in Japanese section)

6月初旬は義母や父の命日があるし、相続手続きなどでまた時間が必要になることを見込んで休みを取っているので、きょうからしばらく仕事は休み。夏休みには早い、つゆ休み?

きょうはまず、東京都美術館で開催中のプーシキン美術館展へ。
風景がいかにして絵画の題材となってきたか、移動手段やポータブルな画材の発展とともにその地平が広がっていった歴史をたどるという展示は面白かったけれど、水谷豊の音声ガイドがちょっと冗長だったのと、こういう展示ではよく中程にある、映像展示がなく、座って一息入れるきっかけが難しかった。(水谷豊は、右京さんのノリで、「あともうひとつだけ」「細かいことが・・・」の決まりセリフも入っていた。。。)
お買い物はこんな感じ。

 

小腹がすいたので、上野駅ナカの三代目たいめいけんで「たいめいけんランチ」。


山手線で日暮里へ。日暮里駅、初めて降りたけど、上野より南の駅とは違い昭和感が残っていて、ちょっとホッとする。でも、バリアフリー度の低さは問題なんだろうな。

日暮里に行ったのは、夫のステレオのスピーカーカバーを猫がめちゃめちゃにしてしまったのを張り替える布を探すため。だったのだが、不発。麻(たぶん)のざっくりした生地で、似たようなのはあったけど色がなく。一般的にサランネットと呼ばれてるのはスムースな感じでちょっと違うんだよね。どうしようかなあ。。。

また山手線に乗って有楽町から銀座へ。お気に入りのDel Sole で一休み。
 

ここのマッキアート・ドッピオは本当に美味しい。

伊東屋、教文館を回ってアメリカの友人に送る note cards を探し、山野楽器では、ヴァイオリンの肩当ての替えゴムを買い、今度職場のオケでやる曲のスコアをチェック。銀座もいろいろ新しいビルやお店ができているけど、結局行くところはいつも同じ。でも、それが代え難い満足感を残してくれる。

帰りがけ、丁度正時になってマリオンの仕掛け時計が動き出したので、お上りさんよろしく動画を撮ってみたりして(動画はアップできず)、きょうのお出かけはおしまい。