2013年5月3日金曜日

腰にタンゴ

夫はかつてよくぎっくり腰になっていた。
一年のある時期は、長時間のデスク業務で午前2時半ごろ帰宅、
夜食をとって入浴して2時間くらい寝て、また6時前に起きて出かけていく、
という部署にいたこともあり、それが冬に当たるものだから、ぎっくり腰を呼んでいた。
ある年はこの多忙期のあと四国旅行に行こう、という前日ぎっくり腰に。
私が二人分の荷物を持ち、現地での運転もすべて私、と予想外の展開となったものだ。
  

  ちなみにこのときは、足摺岬の宿で呼んだマッサージ師が優れていて、
  「ふむふむ、なるほど、わかりました」とあちこち「カキコキ」やってみせ、
  「これでどうでしょうか」と言ったら、それまでどこかにつかまってやっとで起居していた夫が
  畳からすっくと立ち上がり、仰天した。
  以来私の中で足摺岬のポイントはとても高い。

その後夫はタンゴを踊り始め、腰のトラブルとはすっかりおさらばした。
タンゴは正しい姿勢で歩くことが一番の基本の踊りだから、当然と言えば当然だが、
夫はその前にも歩くことは好きでよく歩いていたことを考えると、
「正しい姿勢で」というところがきっと大事なのだろうと思う。
ソシアルダンスで腰を痛めてタンゴに移ってくる人も少なくない、ということも耳にする。

この冬、私も腰痛、そしてそこから来ると思われる坐骨神経痛的なものに悩まされた。
病人を夜一人で置いて出かけることが難しいために、11月半ばを最後に踊りに行かなったこと、
夫の介助の負担が日増しに増えたこと、そして例年になく寒い気候だったことが災いした。
かろうじて続けていたレッスンでさえも、この腰では無理、と休んだこともあった。
ブロック注射やら、カイロプラクティックやら、スーパー銭湯の温泉やらで、
なんとか冬をやり過ごし、暖かくなるのを待った。
春の訪れとともに徐々に症状も改善してきたものの、坐骨神経痛なのかしびれが残っていて、
どこかでちゃんと画像診断を受けないといけないなあ、と思いながら、
なかなか行けないままである。

そんな中、昨日(5月2日)は夫の友人たちが夜来宅するというので、
久方ぶりにミロンガに行ってみることにした。
出かけたのは、世界チャンピオンになったHiroshi&Kyokoが主催するKitsune.
昨日は銀座のTangueraのイベントも兼ねていたので、
普通の木曜日のミロンガとは雰囲気がちがうようだったけれど、
落ち着いた大人の雰囲気のミロンガだった。
 

 師匠や教室の生徒さん以外の人と踊るのは実に5か月半ぶり!
踊れるのかちょっと心配だったけれど、幸いよく知っている、しかも上手な方たちとばかり
踊ることができて、何の問題もなく、楽しく踊れた。
そして、お尻から脚の筋肉に心地よい疲れ。ああ、そう、こういう疲れだったよね。
でも疲れているのだけれど、身体がしゃきっとしてよい姿勢で歩けている。

今朝になって、あのしびれがほとんどなくなっているのに気付いた。

やっぱり、腰痛に効くのはタンゴなんだ!

できるだけ機会を作って踊るようにしなければ、腰のために、
というのは方便かな。

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