2013年3月27日水曜日

鹿児島のこと

鹿児島が好きだ。
と言っても、二回しか行ったことはない。
義母の故郷で、今も親戚がいるので、一度は顔見せに、二度目は夫の病気がわかってから、
動けるうちに、と。

訪ねてみて歴史を知ったり、人と会って話したりして印象深かったのは、
「鹿児島は東京のことなんか全然気にしていない」
ということだ。
地方都市というと、東京をいつも意識しているような感じがあり、
「東京にあるものがここにもある」のが「よいこと」、あるいは「進歩」であるかのように、
開発したりしている様子がよく見られるが、鹿児島の人たちは、そんなものより、
自分たちがずっと培ってきたものに自信を持っているように見える。
何百年も前から、中央から独立して海外と交流してきた歴史のせいだろうか。
そういう土地に育まれた人たちもまた、とても懐が深く、肝が据わっていて魅力的だ。

そんなわけで、
毎年地元デパートで開かれる「大九州展」で鹿児島の物産を買うのを楽しみにしている。
きょうの初日は、まず、切らしてしまった知覧茶を購入。
お茶請けのかるかん饅頭、そして、めったに手に入らない「あくまき」も。
会期中にもう一度、きびなごやつけ揚げを買いに行くかな。