2017年2月20日月曜日

猫の入院・手術 1

さのすけに膀胱結石があることがわかったのは、去年の夏、なんだか元気も食欲もなくなって超音波検査をした時だった。

  (思えばあの日はさのすけを病院に連れていくために、
  楽しみにしていた喬太郎の会を泣く泣く諦めたのだった。
  平日午後地元なんて機会は、もうそうそうないだろうなあ。(´;ω;`)シクシク…
  こないだテレビで見た「ハンバーグ」は良かった。いつか生で聴きたい。。。)

そのときの不調の原因はNa値の低下で、それはステロイド剤の投与であっさり改善したものの、結石については自然に出てくるような大きさではなく、かといって手術で取るとなると全身麻酔になり、12歳という年齢を考えると麻酔から覚めずにそのまま逝ってしまう可能性もあり、止血剤や抗生剤で様子をみましょう、ということになった。

一方、さのすけは他にも巨大結腸による慢性的な便秘があり、月に1回から数回病院で摘便してもらっている。何とかその頻度を減らそうとマッサージをしたり、薬を飲ませるタイミングを計ったりする毎日で、多少の血尿はしかたのないことと結石の方はあまり気に留めずにいたら、2月4日、トイレに行っても尿が数滴しか出ない状態になってしまった。

翌日病院に連れていくと、果たして結石のかけらが尿管を詰まらせていた。
カテーテルを入れて押し戻し尿も出したけれど、また詰まってしまう可能性が高いので、しばらくは通ってもらわないといけないと思う、と主治医のA先生。
先生が翌日休みなのは小耳にはさんでいたので、いま処置したことだし、当面は大丈夫かな、と思ったけれど、家に帰ってさのすけトイレに行くも、やはりちょびちょびしか出ない。
まずい。。。

6日月曜日、本来なら午後看護師が来るまで外出はしないのだけど、できるだけ早く診せたほうが良いと思い、なんとか午前の診療時間終了間際に駆け込む。
代わりに診てくれた先生がカテーテルの挿入を試みるも難しく、お腹に針を刺して尿を抜く処置をし、家では対応できないので入院させてA先生が出てきてからどうするか相談することに。

さのすけは入院するのが初めてなので、帰る前にちゃんと話しておこうと入院室に行くと、ケージの奥で固まっている。「さのちゃん」と手を伸ばすと、振り返って「シャーーー!」生まれた時から12年一緒だけど、「シャー」を聞いたのは初めてだ!さのすけは目が不自由なので、訳がわからなくて怒っていたのだろう。「おうちに帰ってもちゃんとみてあげられないから、ここにお泊りしてね。としちゃんも入ったことがあるし、さのちゃんはエライから大丈夫だよ。御飯をもらったら食べるんだよ。」などなど言い聞かせるうちに、少し身体の緊張が解けてきたので、「また明日来るね」と言って帰る。

翌7日、病院に電話してみると、なんとA先生実は今日までお休みでした、って。。。
午後病院に行ってみると、やはり緊張しているせいかごはんは食べていない由。これだけストレスがかかっている状態が続くと、体調もますます悪くなるなあ、かわいそうに。ケージから出して、話しかけながらたくさん撫でてやる。明日A先生がカテーテルをやってみてダメだったら麻酔をかけて切開することになるかも、という話。麻酔の危険はあるけれどほかに方法がないのなら仕方がない。万一に備えて翌日の仕事をほかの人に代わってもらうようお願いする。
(つづく)

0 件のコメント: