2013年4月24日水曜日

我が家の猫物語(5)みいみちゃん

次々に我が家にやってくる猫の多くを産んで供給していたと思われるのが
みいみちゃんである。

 

みいみちゃんは、我が家の裏の家から3軒坂を下りた所のKさん宅の縁の下に住んでいて、
そこには、私たちが引っ越してくる前から、数匹の猫が出入りしていた。

ウッシーがいなくなる前後の年度、我が家は自治会の班長で、
Kさんもそちらの班の班長だった。
夫が、月一回の会合の行き帰りにKさんと一緒になると猫の話になり、
うちに来る猫たちの別の顔も知ることになった。

「みいみちゃんは、ミーヤって呼ばれてるらしいよ」

「チビちゃんは、怪我をしていたのをKさんの子どもが保護したけど、
だめだったんだって」

「クンクンは、ポン太なんだって」
  

 


ウッシーがいなくなったのが1月。春が来て、
一時期姿を見せていなかったオス猫たちも戻ってきたりして、
猫小屋にもいろいろな子が出入りするようになった。

年度も替わり、班長も終わったのでKさんにも会わなくなっていたころ、
ふと気がつくと、みいみちゃんがほぼ毎日うちでごはんを食べている。
うちの猫小屋ではあまり寝ていないようだったが、
それまでは毎日来るわけではなかったのに、毎日来ている。

ある日、Kさんの家の前を通ってその訳がわかった。
Kさんは、引っ越してしまっていたのだ!!うちに黙って
夏が近づき、みいみちゃんのお腹はまた大きくなってきていた。
(つづく)

おまけ
20009年11月頃の猫レストラン
奥から、ポン太(脚が悪いので横に出している)、みいみちゃん、ブッチー


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