2016年11月15日火曜日

銀行

先日、夫のところに銀行から定期預金の優遇金利の案内が来た。
3ヶ月だけだけど、いまは定期預金もほとんど金利がつかないので、
ちょっとでもつくなら利用したいというので手続きをすることにした。

案内を見ると、あらかじめ資金を普通口座に入れておいた上で
店頭のみでの取り扱い、とある。
この銀行の口座は、夫が日常の小遣い用に使っていたのでお金はあまり入っていない。
メインの口座の方からまず入金しようとしたのだが振込手数料が惜しいので、
カードで数回に分けて引き出してからこちらに入金し、
さて窓口で代理人が手続きするための委任状のフォーマットは?とウェブサイトを見ると・・・

窓口でのお手続きはご本人のみとさせていただきます。

そうなのか。
それなら、今回の優遇でなくても手続きができるもので金利が少しはいいものに充てておいて、
と夫が言うので、とにかく店舗に行ってみることにした。

道すがら思ったこと。
ある商品について店頭扱いに限るというのはたぶん許されるやり方なのだろうけど、
そうすると夫のように病気やその他の理由で店頭に来られない人は
はじめから除外されてしまうわけで、それって差別にはならないのかなあ?

店頭で待つこと10分弱。やっと順番が来て受付へ。

「このご案内を頂いたんですけれど、これは夫の口座で、夫は病気で来られないんです。
窓口では本人しか手続きできないと聞いたんですが、代理人はだめなんですか?」

  「申し訳ございません。そのようになっております。」

「それって障害者差別にならないんですか?」

  「えー、窓口のお手続きはご本人のみとなっておりまして。」

「つまり家を出られない人は利用できないから、差別することになりませんか?」

  「すみません、おかけになって少々お待ちください。」

おねいさん、小走りにバックオフィスに消えた。

しばらくして、バックオフィスからきっちりスーツを着た男性行員が登場。
  「担当を交代致します。いま、ご事情は伺いました。
  一応窓口ではご本人のみということになっているのですが、
  そういうことですし、またせっかくご来店頂いたのでなんとかしたいと思うのですが、
  こちらの口座はご主人様はご印鑑でご登録でしょうか、サインでしょうか?」

「カードは預かっていますが、それは聞いていませんでしたね。
 でもそれってそちらで調べて頂ければわかるんじゃないんですか?」

  「おっしゃる通りです。少々お待ちください。」

また消えた。

  「わかりました。サインでした。
  ですと、奥様にご印鑑お持ちいただいても手続きはできないので、
  なにか方法がないかといま検討しておりますので、もう少しお待ち頂けますか?」

「あの、別にできないのであれば、ほかの定期とかあればそれでもいいんですけど。」

  「いや、いまこれに勝るものは。。。すみません、もう少しお待ちください。」

しばらーくして。

  「お待たせして申し訳ございません。
  週明けのご都合の良い時にこちらからご主人様にお電話を差し上げて
  口座番号と暗証番号の入力で本人確認をした上でご意志を確認させていただければ
  今回のこの定期預金に振替の手続きをさせて頂けるのですが?」

なーんだ、言ってみるもんだなあ。

それとも、私ってクレーマーだと思われた?
確かに声はちょっと大きかったかもしれないけど、
素朴な疑問を口にしただけだったんだけどなあ。


なにはともあれ、昨日約束の時間に電話がかかってきて、無事に
(途中相手の通話ホールドミスで本人確認を2回することにはなったけど)
手続きをすませることができたのだった。

そして今日、メインの銀行から
「カードによる不審な取引はありませんでしたか?」
という問い合わせの郵便が来た。
振込と引き落としだけだった口座に急に動きがあったから怪しまれたのね。。。

0 件のコメント: