2014年8月19日火曜日

結石騒動

先週、夫が尿道カテーテルにちょっと違和感がある、と言っていて、
尿量もやや少なくなっていたので気にしていた。
金曜日、朝のストレッチをしていると、脚を内側に寄せたりすると痛い、という。
姿勢を変えて痛い、というのはどういうことだろうと思いながら、痛くない姿勢をとるようにしていた。

日曜の朝、カテーテルチューブ内に血尿があり、パッドに脇漏れもしたようだ、
というので見てみると、かなりの血尿。やはりどこかに傷があるのか。
チューブの位置を探って触れていたら、するっとチューブが抜けてしまった。

本来このカテーテルは、先に風船のように膨らむ「バルン」というのがついていて、
その中に数cc水を入れて抜けないようにしているのだが、
なんらかの理由でこの水がぬけてバルンがしぼんでしまったため、抜けてしまったようだ。

とりあえずパッドで対応することにして、ここまでの状態を主治医にメールで報告。
朝食の準備にとりかかろうかと思ったら、また排尿があったというのでパッドをチェックすると、
パッドの上にこんなものが。

  

???

キャットフードのカリカリ?いや、こんなところにあるわけはない。
え、何これ?

触れてみると硬い。
もしかして、これが結石というやつか!

測ってみると直径7mmくらいあるではないか。
これではカテーテルが入っている状態ではどこからも出るわけがないから、
カテーテルが抜けたことで石も出て、ひどい痛みを起こしたりすることもなく済んだ、
ということのようだ。

石ができて、カテーテルが押されて破損したのか、
カテーテルが破損して位置が動いてしまったために、石がへんな場所に入って育ってしまったのかわからないけれど、とにかく体への負担はかなり少なく解決できたようでよかった。


ALSで身体が動かせない状態というのは、動けないことそのものの不自由もあるのだが、
それに伴ってさまざまな身体のトラブルが起きてくるということでもある。

結石も、立って動いていれば小さいうちに流れてしまうものが、
ずっと横になっているために大きくなってしまうと思われる。

実際、夫も仕事に行かなくなってひと月くらいたったころに、
夜中にひどい腹痛を起こし、救急車で病院に行ったことがある。
その時は、石は見つからず、結局結石だったのか憩室炎だったのかわからなかったのだが、
それ以降、尿道カテーテルを使うようになったのだった。

カテーテルを留置していると、それそれで今度は感染の心配があったり、
それに対応する抗生物質をあれこれ試したりと、これまでもいろいろあった。

今年に入ってからはほとんど問題なく過ごせていたので、
今回の結石にはちょっとびっくりだった。

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