2013年4月3日水曜日

我が家の猫物語(1)ふーちゃん

いま、うちには茶白猫のさのすけと、キジトラの静という二匹の猫がいる。
ここに至るまでの話は、かつてmixiの日記に書いたのだけど、
ちょっとまた振り返ってみたくなったので、ここに再掲してみようと思う。

第1回は、最初の猫、ふーちゃんがやってきた話だ。

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今の家に越してきたとき、玄関前のコンクリートに猫の足跡を見つけた。
固まる前に、誰かが通ったのは明らかだ。

我が家の周辺は、車一台通れる位の道路のほかは、
猫は通れても人間は通れない程度の感覚に家が建て込んでおり、
これでえさをくれる人がどこかにいれば、自由猫にとっては絶好の環境だ。
実際、引越し前に何度か来た時も猫の姿を見かけていたし、
我が家と背中合わせに建つ家の二軒先の縁の下では子育て中の猫も見ていた。

猫好きの私たちは、いつか猫が遊びに来るようになって、
そのうち一匹でも居ついてくれたらいいね、と話していた。

ちらちらと猫の姿が我が家の周りで見えるようになったのはいつごろだっただろうか。
プランターにキャットニップの種を蒔いたりしたのが効いたのか
工事が終わり、人が住むようになったので、猫も様子を見に来たのか、
裏の家の塀の上や、我が家の勝手口の辺りに猫の姿を認めるようになった。
しかし、近くによって来たりすることはない。

猫が来るのを待つのではなく「寄せて」みよう、と思い立ち、
ソフト・ジャーキー状の猫のおやつを購入し裏の塀の上に置いてみた。
一日目はそのまま手付かずだったが、二日目、三日目とおやつが食べられるようになった。

今度はカリカリをお皿に入れて、勝手口の外に置いてみた。
留守の間にそれが食べられている時期がしばらく続いた後、
食べに来る猫と顔を合わせるようになった。
その、最初の猫がふーちゃんである。
フォト

この写真は、その後家の中まで入ってくるようになってから撮ったものだが、
ふーちゃんは初め、こちらが近寄ると、すぐにふーっと言って威嚇するので
ふーちゃんになった。ふーちゃんが、うちでご飯を食べるようになってすぐ、
ふーちゃんそっくりの猫がもう一匹顔を見せた。
あまりによく似ているので、ふーちゃん2号、と呼んでいたが、
2号は短期間で姿を見なくなった。
しかし、ふーちゃんが呼んでくる猫は、これで終わりではなかった。
(つづく)

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