2013年8月19日月曜日

我が家の猫物語(16)きさんた

少し時系列は前後するのだが、
困ったペットシッター騒動(前回までのお話)の前年
静の避妊手術を考えているとき、市の助成の情報を見つけた。
犬や猫の避妊・去勢手術の半額を補助する、というもので、
うちのかかりつけの動物病院でも使えるようだった。
時期的に静には使えそうもなかったのだが、とりあえず申し込んでみると、
市から申し込み受付の紙が届いた。

この際、外にいるみいみちゃんに避妊手術をして、
これ以上猫を増やさないようにすべきか。

しかし、みいみちゃんはぜったいに身体を触らせない猫だ。
なんとか捕まえたとしても、その動物病院では、普通の飼い猫と同様に対応する、
ということなので、術後のケアはこちらがしなければならない。
一週間家の中でケージに入れておいて、留守にしたらどうなるか。
身体も触らせないのに抗生物質の投与などさせてくれるか。
どう考えても無理だったので、断念することにし、市の方にはその旨連絡をして
予算が無駄にならないようにお願いした。

その時点で、我が家にごはんを食べに来ていたのは、みいみちゃんのほかには
我が家の猫となった静といっしょに生まれた弁慶ときさんたというきょうだい

あとはポン太や、数匹のオス猫が季節になるとちらりと姿を見せる、
という具合だったので、メスはみいみちゃんだけ。彼女もいい歳だから、
もう子どもも産まないだろうから、まあ、いいか、と思っていた。

としの尿路結石も落ち着き、
餌の管理は大変ながらも「日常」というペースが戻ってきたある日、
ふと見ると、きさんたのお腹がふっくらしている
 
  
きさんたって、オスじゃなかったの?
信じたくなかったが、日に日にお腹は目立っていった。

そういえば、三匹が子猫で現れたとき、静と弁慶は目やにがひどかったので
捕まえて拭いてやったので、そのとき確認していたのだが、
きさんたはきれいだったし、すばしこくてつかまらなかったので、
そのすばしこさにてっきりオスだと思っていたのだった。

そしてこのころ、なんと、
みいみちゃんもいっしょにお腹が大きくなっていった
(つづく)

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