11月も終わり。今月は早く過ぎた。
というのも、初旬から中旬にかけて夫に感染症が出たりしていたから。
尿カテーテルを入れているとどうしても感染症にかかりやすいため
抗生剤は常備して、熱が出るとできるだけ先手を打つのだけど、
今回は敗血症になったりした前回ほどではひどくはなかったものの、
耐性菌が出てしまったので、点滴の調剤が前回とは異なり、
薬剤は冷蔵しなければいけないし、これが生理食塩水に溶けにくく、
しかしビンを振って混ぜると泡立ってしまうのでNG。
よくなじませた上で10分放置して溶解を待つ、というちょっと面倒なものになり、
2週間けっこう大変だった。点滴針が手に入っていると着替えにも気を使うし。
それに加えて、その時の血液検査で血糖値が高いことが判明。
感染があるときは血糖値は上がるものだが、それにしてもこの値は、ということに。
人間の身体が糖を一番使うのは筋肉なのだが、ALSは筋肉が減っていく病気なので
うまく糖をとりこめなくなっているのが一因。
それから、計算してみると摂取カロリーが過多になっているのも原因では、とのこと。
それはそうだ。
前回の感染の後、栄養強化するようにと言われて温泉たまごを入れたりしていたけど、
それをいつやめるのか、一向に血液検査もせずフォローしなかったのは誰だ。ブツブツ
カロリーを見直した上で、服薬とインスリン、
そしてインスリン投与とセットでの血糖値測定が始まってしまった。
毎朝、である。
自分のことならいいけれど、人の身体に針を刺すというのはイヤなものだ。
平気な人もいるかもしれないけど、それは私ではないし、これに慣れたくも、ない。
そのこと自体も気分の良いことではないが、むしろもっと不愉快なのは
こういう私の気持ちに対する医療関係者の無頓着さだ。
今回に限らず、なにかにつけて
病気だから仕方ない、家族だからやって当然、という基本姿勢。
それがこちら側からどうみえるか、あの人たちは考えたりしないのだろうか。
それはともかく、血糖値、早く落ち着いて欲しいものだ。
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