お風呂で聞いていたNHKラジオ深夜便で聞いた、驚愕の(!)事実。
福島第一原発は、50メートルの崖地を5メートルまで削って平たくしたところに建てたものだという。
麗澤大学教授 松本健一氏が語っていた。
インタビューの一部しか聞いていないけど、これはびっくりだ。
原発関係は、駆け出し通訳の頃結構仕事をした。
そのころは、核燃料サイクルやもんじゅのプロトタイプが動き出そうという時代で、
私があった人たちは、それが夢のようないいことばかりでないことをよく知っていた。
ふくいちの事故の後いろいろなことが表に出て、今の原発関係者はそうではないと知り、
かなりがっかりした。
だいたい、非常電源を建屋より海側に置くなんて!
そして、それがあの事故を招いた最大のチョンボだと思っていたら。
50メートルの崖地なら、せいぜい20メートルくらいにしておけば、津波が来ても大丈夫だったのだ。
本来の地形にふさわしい津波が来ただけで、なにもあの大津波が特別だったわけじゃないんだ。
なぜ平らにしたのかと言えば、建設や運用に際しての経済性が優先されたからだそうだ。
ばかみたい。
折りに触れて思うことだが、日本人はお金に魂を売ってしまっている。
情けないことだ。