(日本語は下に)
As a freelancer, I get to find OFF days any time of the year, so I don't feel the need to set aside days or weeks to call them "vacation" like most people do in summer or over Christmas, New Year's, etc.
I also like to stay home when I have some spare time. Some people just go out when they have a day off, for example, without deciding what to do. I'd rather stay home, maybe because my parents were like that.
So, for me, when I go out to do something for pleasure for a few days in a row, that will MAKE a vacation.
It happened last month when Trio Los Fandangos came to Tokyo as I wrote in my earlier entries.
This past weekend turned out to be another summer vacation for me.
On Friday, I went to El Choclo, a tango bar in Tokyo to hear Barrio Shino, a quartet formed by Shino Onaga. Last time I heard Shino play was maybe 7 or 8 years ago, and I was looking forward to hear how she changed after spending 5 years in Buenos Aires. My favorite tango singer KaZzma was featured, which also attracted me to this concert. Among the house full guests, I found more familiar faces than expected, which was nice. I enjoyed Shino's challenging arrangement, the quartet's sure performance enhanced by KaZzma's powerful voice. The good thing about El Choclo is that you can hear the raw sound without the PA. You can really feel the power of music, especially tango.
On Saturday and Sunday, I attended special workshop/lesson given by Daniel Urquilla & Mihoko Sakai--- Folklore from Argentina's south on Saturday and Milonga on Sunday. In both lessons, Daniel taught energetically and enthusiastically, revealing his love for dance. I liked the way how he started from basic movements and build up on them to give us the full picture of the dance he was teaching. He also talked a lot about the background of the dance we were learning. It's important for us to know the history of the dance and music especially when they belong to a different culture from ours.
Long hours of lessons often leave me feeling tired, but not this time. I came home feeling light both at heart and physically.
フリーで仕事をしているので、世間並に〇〇休みを取ろうとかあまり思わない。
もともと休みには家にいるほうが好きなクチである。時間があくと、何をするか決まっていなくてもとりあえず出かける、という人もけっこういるみたいだけど、私は用事がなければ出かけない方で、多分それは親がそうだったからそれが当たり前になっているのだ。
だから、仕事以外のなにかお楽しみで出かける日が何日か続いたりすると、その期間が休暇に「なった」ということになる。先月、TLFが来ていた間、ほぼ毎日彼らを聞きに行っていたのが夏休みになった、というのはこのブログでも書いた。
そして、この週末はまた、結果的に再びの夏休みになった。
金曜日は、雑司が谷のタンゴ・バー「エル・チョクロ」に大長志野さん率いるBarrio Shino四重奏団を聞きに行った。志野さんのピアノを聞いたのは、もう7、8年前になるだろうか。その後ブエノスに渡った彼女がどう変わっているかを楽しみに、またこの日は、大好きな歌手KaZzmaも出演ということで出かけた。聞き覚えのある曲を志野さんの新風を吹き込んだ編曲で聞く。KaZzmaのパワフルな歌声とカルテットの絡み合いの妙。エル・チョクロのよいところは、この編成なら生音で聞けることだ。タンゴは生音が一番と私は思っているので、とても豊かで楽しい時間を過ごすことができた。
土曜日、日曜日は、Daniel Urquilla & Mihokoの特別クラスに出てみた。
土曜日はアルゼンチン・フォルクローレのうち、南のHuellaとTriunfoのワークショップ。
日曜日はミロンガ・スペシャルクラス。
DanielのことはFBで友達になっていたり動画を見たりして知ってはいたけれど、これまでクラスを取る機会がなく(そもそもこの6年はそれどころではなかったし)、今回はスケジュールに無理がなかったので出てみることにしたのだ。
フォルクローレもミロンガも、まず基本の動きをしっかり身体に覚えさせてからその上に積み上げていく教え方は好感が持てた。頭でなく体で覚えることはとても大事だし、忘れにくい。(忘れない、とは言い切れないところが情けないのだが。。。)そして、身体を動かしながら、それぞれのダンスの歴史や背景を丁寧に教えてくれたのも嬉しかった。異なる文化の一部であるダンスを学ぼうとするとき、それは不可欠なことだと思うから。Daniel自身も日本の身体表現について学んでいて、どういう伝え方をしたら私たちにわかりやすいか工夫しているように聞こえたのもありがたかった。
Danielは、自分にとってタンゴは「背中、すなわち過去への思い」、ワルツは「胸から前へ、つまり未来や希望」、そしてミロンガは「いま、ここ、今感じる幸せ」なのだという。だから、きょうこのミロンガのレッスンにみんなが出よう、と思ったのもきっと偶然ではなく、幸せな気持ちを求めているからここに来たのだと思う、とDanielが話したとき、腑に落ちるものがあった。
夫が亡くなって半年、さまざまな時間の制約がなくなり時間はあるものの、ひとりで何をしてもつまらないし、なにかを楽しもうという気持ちにもなれず、ふと心が惹かれるものがあれば出向いてみる、という暮らし方をしてきた。毎週きちんとレッスンに通うとか、そういう気分にはなれなかったけれど、この二日間のお知らせを見たとき、これには行こう、と思えた。そう思わせたのは、Danielの言うミロンガの意味、その力だったのかもしれない。
長時間のレッスンやミロンガの帰りは疲れや足の痛みを感じるものだけれど、今回は全然それがなくて、むしろ心も身体も軽くなって帰宅したのだった。
(年寄りの筋肉痛は2日後というから、油断はできないけどね。)
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