どうもこの時期は年末でばたばたするのか、ブログが放置されるようだ。
去年もこんなことを書いていた。
今日は、このひと月、ではなく、ブログに書かなかったことを中心に今年の振り返りを。
まず年初から春までは、さのすけの入院・手術があった。
おかげさまで、以降さのすけは元気いっぱい、ご飯を食べる量も増え、
体も一回り大きく。巨大結腸による便秘は相変わらずなので、
冷房を使う夏、そしてこの寒い時期はたびたび病院のお世話になるものの、
心配事は少なくなった。
夫の体調も、たびたび感染症を起こすこともなく落ち着いていたので、
ここ数年放置していた家の中のことがらに、少しずつ目が行くようになり、
6月には自宅1階トイレを改修した。
以前から水がきちんと止まっていなくて、他の水回りの修理を頼んだ時に見てもらったら、
これは型が特殊なのでメーカーに頼まないとダメ、と言われ、
それならリフォームしてしまおう、ということになった。
幸い、うちのすぐ近くに施工業者が見つかり、主にメーカー請負工事をしているので
中間の費用がない分安くやってもらえてよかった。
7月には夫の主治医が交代した。
今までのDrより診ている人数が多いのか、既に伝えた基本情報(ナースが入るスケジュールとか)を全然覚えてくれず、毎度確認されたりして、なんだか心配になることもあるし、緊急時のオンコールも、最初でたのがナースだともう一往復しないと話が先に進まなかったりと、困ったこともあるのだけれど、半年経ってようやく慣れてきたかな。
この夏は、雷が多かった。
去年、家庭用蓄電池を設置して停電時に呼吸器の電源が落ちる心配がなくなり、
雷の中でも落ち着いて過ごすことができた。
実際一度は短時間ながら停電が起き、ちゃんと切り替わることが確認できた。
(その後の復旧手順を私が聞き逃していたため、翌日電器屋さんに来てもらうことになったけど。
でも、そのおかげで、蓄電池からの給電が呼吸器のコンセントだけになっていることがわかり、
部屋の夫のいる側全体に設定し直してもらうことができたのだった。)
それはよかったのだけど、雷のあと、夫のステレオシステムが鳴らなくなった。
正確には、高音のスピーカーしか鳴らなくなった。
ラックの裏は人が入るスペースはなく、ケーブルが重なっていて手前に引き出すのも難しいため、空いている段を引き抜いてそこから自動車修理工のように仰向けに潜り込み、ケーブルをたぐったり抜き差ししたり、夫に聞きながらなんとかスピーカーは無事、低音と中音のアンプがダメなことを確認。更新するものを注文し、でも届いたらケーブルが入ってない、とか、修理に出すアンプがめちゃ重くて難儀したり、いろいろ大変だったけど、なんとか完了。実はかなり以前から、左側の音が鳴らないことが多かったこのステレオ、今回直してすっかりいい音を取り戻したのだった。ああ、ピアノの音がピアノの形に聞こえる・・・ 少し前に、CDプレーヤーも新しいものに替えていたので、音楽を聴く環境はこれで著しく改善した。
あとは、シズカがバリバリにしてしまった、一番大きいスピーカーの前面カバーの張替えをしたいところなのだけど、買ったお店では対応しておらず、自分で生地を買って張り替えたくても、木枠にホッチキスを打ち込んで止める、などという工作はしたことがないので、さてどうしたものか。どこかからお助けが来ないかなあ。
そして、私としてはこれが今年一番のハイライトなのだけれど、
夏の終わりにKindle Paperwhiteを手に入れた。
今までも、手元に取って置くほどでもないけれど読みたい本は、スマホやiPadで読むために電子版を購入していたのだけど、やはり目が疲れるのであまり読まずに積ん読ならぬ溜め読状態だった。それが、このPaperwhiteは、ついいまどきの言い方で「やばい」と言ってしまいたくなる良さで、溜めておいたものがどんどん読めるようになった。(とはいえClifton Chronicle 7巻は長いよ~)寝る前に読んでもブルーライトの影響がないのが特に良い。軽くてバッグにぽんと入るし、メガネを忘れたら字を大きくすればいいし、買って本当によかったと思っている。
夫を長時間一人にしておけないので、週末や夜のお出かけは難しく、従ってミロンガやライブはとんとご無沙汰だ。レッスンだけはいつも早退ながら、今年後半はなんとか月1は行くことができた。日頃のコンディショニング不足を痛感するだけに終わってしまっているけれど。
来年はどんな年になるのか、社会や国の動きを見る限り、さっぱり良い兆しは見えないのだけれど、今年かなりの進展を見たiPS細胞を使った難病治療の研究が、さらに飛躍的に進んでくれることを願ってやまない。