雨の週末、いつもの仲間と夫の誕生会をした。
ALSと診断されたのが5年前の3月だから、それから6回目の誕生日を迎えたことになる。(あと1年か2年と言われていたのだから、医者なんてあてにならない。)
5年前は地元で屋外ミロンガに行って、そこで落ち合った友人たちと中華街のシュラスコ屋に行って、「もうこんな機会はないかもいしれないから」と夫がご馳走したのだった。
いまは口から食べることはやめてしまっているので、いっしょにご馳走を食べる、というわけにはいかないけれど、誕生日という機会に気のおけない友人たちが訪ねてくれるのはとてもありがたく、楽しみなひとときだ。
いつも声をかけるメンバーの中心は、まだ夫が病気になる以前からGyoza de tangoと称して餃子を作って食べるホームパーティーをしていた仲間で、タンゴが共通項であるものの、他の音楽やダンス、旅、料理といったそれぞれの趣味が複雑に重なり合っているので、おしゃべりがすこぶる楽しい人たちだ。みんなのハブ的存在だったカップルが今年に入って転勤で引っ越してしまったので、今回初めて欠席だったのがちょっと寂しかったけど、餃子は(私が初めて餡を提供したのも含めて)美味しく出来たし、エジプト旅行や、幸手や千葉や浅草の桜の写真も見せてもらって夫も花見ができたし、よい日になった。みんな、ありがとう。
PS:手術から一ヶ月、さのすけのカラーもようやく外れました。