夫が元気だった頃は二人でディナーに行ったり、何か買ってもらったりしていたけど、
今はそれもなく、週末に友人を招いて、やはり6月生まれのTちゃんと一緒に
誕生祝いをするようになった。
今年は先週末、前回夫の誕生会に来られなかった人を中心に集まって、
私の拙い手料理を食べてもらい、Kさんのイタリア・クロアチア旅行報告を聞く集いをした。
ケーキはTちゃん自ら、私が好きだった朝ドラ「まれ」の監修をなさったパティシエのお店で買ってきてくれた。
今回はイタリア旅行報告に合わせてイタリアン、と考えたのだけど、
好評だったのはパスタ。なかなかメインを決められず、
以前買った料理の本をあれこれひっくり返して見つけたのが、
タレントのジローラモさんの「マンマのラグー」。
分量も8~10人分とちょうどいいし、お肉は肉料理として食べ、
ソースをタリアッテレに絡めて食べる、というので二品できるので、採用!
シチュー用の肉とスペアリブを玉ねぎのみじん切りと共にパッサータで3時間煮込むだけ。
うまくできてよかった。
さて、きょうは休みを取っていたけれど、一人でどこかに行っても面白いわけでもなし、
さてどうしようか、と思っていた。
去年の誕生日に父が亡くなり、土地をもらったので(抵当権付き原野 笑)
それを見に行って御殿場のアウトレットでも冷やかしに行くかなー、と思ったけど、
梅雨入りして箱根はとても視界が悪そうなので、墓参りに行くことにした。
先々週末の一周忌には私は行かれなかったことだし、
きょうならまだやぶ蚊も少ないから、行くなら今だ、というわけで。
うちのお墓は、山の上のお寺の墓地の一番上にある。
急な階段を上がって、狭い通路をずーっと右に行ったところ。
階段をうえから見ると
墓からは海もかろうじて見える。それを狙って祖父が選んだ場所なのだ。
お盆でもお彼岸でもない水曜日の夕方のお墓は、さすがに誰もいなくて、
ときどきウグイスなどの声がして、落ち着いていて良かった。
母の実家のお墓も別の区画にあるので、いつも母がそうしていたように
そっちにもお線香をあげに寄ったら、近くにこんなお墓があった。
作家 西村京太郎氏、確かにこの地に住んでらしてまだご存命だと思うけど、
もう用意したのかな。